Essay 04
二回目が最も良い
完璧の手前で手を止める
大体、2回目が最も良い。初版は粗く、3回目以降は過剰になる。作ること全般に、私はこの感覚を持っている。
完全な証明を待っていたら、意思決定は永遠に来ない。私の打ち切り基準はこうだ。納得でき、他者に説明できるほどの証明を集めた。これで良い。完璧の手前で手を止める勇気は、怠慢ではなく設計である。
ただし、慎重さを捨てるわけではない。検証の強さは、失敗したときの影響に比例させる。元に戻せるか。外部に出るか。影響は大きいか。三つとも小さければ、速度を優先して前に出る。逆に、公開・不可逆・破壊的な操作については、速度を捨てて確実性を取る。一律に慎重であることは、思考の放棄と同じくらい、資源の浪費である。
完了とは判断の形式であり、判断とは責任の形式だ。
網羅に行き詰まったら、目的に返る。観点は無数にあり、正当性は測りきれない。だから、どこまでやるかは真理の問題ではなく、判断の問題である。二回目で仕上げて、次へ進む。そして過去の版を、その時点での最善として否定しない。