Essays
狭間の、原理原則。
経営と芸術の狭間で考えてきたことを、原理原則として書き留めています。整えられた戦略の言葉ではなく、判断の現場で実際に使っている考え方の記録です。白でも黒でもないものに、秩序を見出すために。
Essay 01
白と黒のあいだ — 屋号「null」について
整いすぎたものに、かすかな不信感を持つ。完全であることより、可塑的であることを選ぶ。屋号 null の由来と、「あいだ」に秩序を与える仕事について。
Essay 02勘定と感情 — データが沈黙する場所から
文字には2種類ある。事実と感想だ。経営に流れる情報も、勘定と感情に分かれる。データが沈黙する場所から、経営の芸術が始まる。
Essay 03やらないことの経営 — 引き算から始める
ある年の総括に、最大の成果を「やらない決断」と書いた。経営の実務は、足し算ではなく引き算から始まる。
Essay 04二回目が最も良い — 完璧の手前で手を止める
完全な証明を待っていたら、意思決定は永遠に来ない。納得でき、説明できるほどの証明を集めた。これで良い。
Essay 05予測より観測 — 時間は堆積する
想像できてしまう未来が、私は嫌いだ。予測は世界を模型に閉じ込めるが、観測は世界の側に主導権を残す。